お盆の長期休暇を利用して富山県の剱岳に行ってきました。3泊4日
今回のメインは八ツ峰縦走、末端から取り付いて剱岳本峰に向かいます、途中一旦下降し6峰Cフェースと言う岩場のルートも登攀する予定でしたが、色々とアクシデントがあり結局、八ツ峰は下半分しか縦走が出来ませんが、過去にないハードな山行でした。
八ツ峰はギザギサの岩峰が続きます、両側はすぱーと切れ落ち高感度満点、懸垂下降を何度も行います。

Ⅳ峰より下降
s-2017.08.11-14 八ツ峰 109


8/11 室堂~真砂沢テント場
8/12 真砂沢~ルンゼ取り付き~Ⅰ・Ⅱノコル
8/13 Ⅰ・Ⅱノコル~Ⅴ・Ⅵノコル~剣沢テント場
8/14 剣沢テント場~室堂

立山駅で切符売り場、ケーブル乗り場で約1時間待ってようやく室堂に降りたつ。
天気はありまよくないがまあまあの景色だった。
s-2017.08.11-14 八ツ峰 014


4日間の食糧、テント、登攀具、アイゼン、ピッケル、テント、クライミングシューズ、ロープと荷物はかなり重い。
なんとか剱御前小舎を超え、剣沢キャンプ場まで来ました。
s-2017.08.11-14 八ツ峰 032


ここで情報収集すると・・・
なんと予定していたⅠ・Ⅱ間ルンゼが雪渓がズタズタで通れないとの事。
ん~悩むがここに居ても進まないのでひとまず真砂沢ロッジまで行くこととしました。
(予定では今日中にⅠ・Ⅱノコルまで行くつもりでしたが)
s-2017.08.11-14 八ツ峰 034


剣沢小屋を超え
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日本三大雪渓の剣沢雪渓をアイゼンを付けて下ります。
s-2017.08.11-14 八ツ峰 044


平蔵谷に来ました。
s-2017.08.11-14 八ツ峰 054


ようやく真砂沢ロッジ ここにテントを張ります。
大阪は真夏の灼熱地獄のですがここは、雪渓の風が吹き降ろし寒いぐらいです。
s-2017.08.11-14 八ツ峰 060


8/12 雨
雨なのでどうしようかと悩みましたが進む事にしました。
雨具を来て雪渓を登り返します。長次郎谷に入り傾斜も増してきました。アイゼンを利かしてルンゼを目指します。
写真入りの情報記録を持ち合わせていましたが雨で動作が大変なのと、写真通りのルンゼだと思い込み入ってしまいました。
本来行く予定のルンゼはもう一本先。
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心の中で 「よし!通行不可と書いてあったが何とか突破した!」と喜んでいました。(その後大変な事になる)
ズタズタの雪渓を乗越し
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進むと・・・どんどん傾斜が増してきます。
滑落の心配も出てきました、ロープで何度も確保し、藪漕ぎをしていたらすぐに靴の中まで水が入ってきました。
雨が降っているのでルートが難しくなっていると勝手な解釈を・・・
荷物は重いし体力はどんどん落ちていきます。
s-2017.08.11-14 八ツ峰 081


記録によると本来このルートはロープなんて使わなく、早い人なら2時間で抜けれるはずだが・・・
おかしい・・・・すでに5時間も経過、そうこうしている間に垂直の岩峰に突き当たります。ここでようやく現在地確認。
「間違えた!!」一本手前のルンゼに入っている。
そう、この場所は前にも行けず、いま来た道も怖くて下降出来ない。最悪の事態になってきた・・・
(普通なら遭難の危険があるので何時間かかろうとも下降するのが正解) だが、藪を漕いだら正規のルンゼが下方向に見えた。
「よし少しトラバースに下降したら正規のルートに入れそうだ」 (本来、ルンゼからルンゼに渡のは無理)
だが、なんとかクリアし、ようやく本来のルートに入る。
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勝算はあった。 だが・・・ルートファインティグも必要で体力的にもきつくなってきた。
そして・・・ようやく目指すⅠ峰らしきものが迫ってきた。
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記録によるとⅠ峰は登れるらしいが道など見えない。
こんな傾斜の強い岩峰なんてフリーで無理なような気がした。
最後はハイマツの藪漕ぎに渾身の力を込めてようやく突破、八ツ峰の稜線に出た。
本日行動時間13時間 あまりにも過酷な登山となった。疲労困憊だ
辛うじてテントが一張り張れそうな場所を見つけ沈殿した、衣類、靴の中、その他かなり濡れた。
写真は翌日の早朝撮影。
s-2017.08.11-14 八ツ峰 092


8/13 昨日の雨は嘘のように晴れていた。携帯は繋がらないので情報は分からないがまずまずの天気だ。
東の後立連峰に日が昇る。雲海も綺麗。
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昨日の疲れかゆっくり準備をし、八峰を目指す。
この先、アップダウンがかなり激しそうだ、登山道も見えないし、かなり危険そう。
s-2017.08.11-14 八ツ峰 102


この先・・・分からない・・・何度確認しても稜線通しか下部の藪漕ぎか分からない・・・
何本かのルートを藪漕ぎするも行く手を憚れた。うろうろする事約2時間・・・早くしないとどんどん遅れる。
意を決して稜線通しを行く、いきなり両側がすっぱ切れた垂直の下降だ、しかも下は藪。八ツ峰のルートはほんと難しい。
最初の一歩、二歩が怖い(間違っていたら登り返せるだろうかの不安)
そんなこんなでようやくⅡ峰。剣岳本峰までの八ツ峰縦走路が綺麗見えた。凄い景色だ。
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ここから懸垂下降が続く
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懸垂下降をした岩峰を振り返る。
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この先、長次郎谷の雪渓。
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ようやくⅥ峰まで来た、この辺りまで来ると人が多くなる。この辺りはクライマーが沢山。
私達も前パーティー同様、針峰からの懸垂下降をしました。
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熊の岩が見えた。
ここをベースに岩登りをしています。
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この先のⅥ峰、矢印のように垂直の壁になっています。
こんな重い荷物で登れるとは到底考えられません。
それと水がほとんどありません。時間も13時前、この先は断念するしかありませんでした。
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もっと気軽に考えていた八ツ峰 末端から縦走でしたがこんなに難しいとは思ってもみませんでした。
5・6ノコルに下降、オコジョが居ました。
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5・6ノコルからは比較的安全に帰れます。また来ることを誓い、長次郎谷を下ります。
予定していたⅥ峰Cフェース剣稜ルートも良く見えました。
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長い雪渓を下る
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大きく口を開けたシュルンド
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更に剣沢雪渓を登り返します。剣沢雪渓では濃いガスに覆われルートが見えなく大変でした。
と・・・・ようやく剣沢キャンプに着きました。今日も13時間行動・・・・疲れた。
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8/14 早朝3時
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早くも剱岳を目指し別山尾根を登る登山渋滞が見えました。
s-2017.08.11-14 八ツ峰 153


今日は最終日、ゆっくり片付けをして帰ります。
靴の中と靴下が渇かないので靴づれして足が痛い。
キャンプ場から見る剱岳は圧巻ですね。
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剣御前小舎から 剱岳へまた来ますの挨拶をして帰りました。 
次はもっーと軽量化して来たいと思います。 以上
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